【華氏451度】 レイ ブラッドベリ 新訳 感想1

華氏451度】 レイ ブラッドベリ 感想1

100点/100点     274ページ

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◉あらすじ

 

舞台は、情報が全てテレビラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」(fireman ― 本来は『消防士』の意味)と呼ばれる機関が出動して焼却し、所有者は逮捕されることになっていた。(表向きの)理由は、本によって有害な情報が善良な市民にもたらされ、社会の秩序と安寧が損なわれることを防ぐためだとされていた。密告が奨励され、市民が相互監視する社会が形成され、表面上は穏やかな社会が築かれていた。だがその結果、人々は思考力と記憶力を失い、わずか数年前のできごとさえ曖昧な形でしか覚えることができない愚民になっていた。

そのファイアマンの一人であるガイ・モンターグ(Guy Montag)は、当初は模範的な隊員だったが、ある日クラリスという女性と知り合い、彼女との交友を通じて、それまでの自分の所業に疑問を感じ始めた。ガイは仕事の現場で拾った数々の本を読み始め、社会への疑問が高まっていく。そして、ガイは追われる身となっていく。

 

◉ストーリー

第一部

モンターグは、ファイアマンの仕事に誇りを持っている。ある日仕事帰りに、クラリスという不思議な少女に会い「あなた幸福?」と聞かれファイアマンの仕事は昔は火を消すのが仕事だったと教えられ、その後いろいろと話す。彼女のことが気になりだす。

家に帰ると、妻が睡眠薬の過剰摂取で倒れている。すぐに救急を呼び治療をしてもらう30分程度で簡単に終わり 最近は同じような事件が頻繁にある、と救急の人は言う。

朝起きて出かけると、クラリスが外にいて、モンターグがファイアマンをやっている理由がわからないという。

仕事場に行くと、機械猟犬に唸られる、モンターグは猟犬に嫌われているというが、猟犬はデータで動くので、感情で嫌うことはないと言われる。

モンターグは自宅を出ると、毎日のようにクラリスがそこにいた。

クラリスは学校に行っていない、他の子供達と違うから、今のような社会になる前の事を、叔父が色々と教えてくれるらしい。

しばらくするとクラリスを見かけなくなる。

仕事で老女の家に捜索に入る、本を燃やす作業に入ると老女は外に出て来ようとしないので、モンターグが助け出そうとするが、自らマッチをすり、火をつけ自殺する。

家に帰る。モンターグは本を持ち帰り枕の下に隠した。

ミルドレッド(妻)に自分たちの出会いを聞くが二人とも思い出せない。ミルドレッドと自分の間には壁があり、死んでも泣かないだろうと思う。

翌朝、モンターグは具合が悪く会社に行かないという、昨夜の老女の事件が忘れられないのだ、仕事に行かずにいると、隊長のベイティーが家に来る。ベイティーは昔の事もよく知っておりモンターグに説明する。人間を皆平等にする為に、本は排除され、家は防火建築に変わり、ファイアマンの仕事は始まった 。ベイティーにクラリスの事を話すと、ベイティーは知っていた。反社会的な家族なのでマークしていたらしい。ベイティーも試しに本を読んだ事があるが、何の為にもならなかったという。モンターグに、明日から出勤するようにうながして帰る。

モンターグは、隠してあった20冊余りの本を妻に見せる。 読みたいので協力してくれというが反対される。

第2部

この国は2度核戦争をして勝利している。自国は裕福だが、他国は貧しいらしいのだが、何の情報も入ってこない。本を読めば何かわかるのではないかと思う。

昔、公園で会った不思議な老人の事を思い出し、その時住所をもらっておいたので会いに行く。老人は耳の中に入れておけば会話出来るレシーバーのようなものをモンターグに渡す。それをつけてベイティーに会いに行けという。

一旦、 家に帰ると妻がパーティーをしている。モンターグは本を持ってきて、客の前で詩を読む、反社会的な行動のため参加していた客は泣き出す。モンターグは罵倒して追い返す。

ベイティーに会いに仕事場に行く。話していると、出動のベルが鳴る。緊急に出勤したどり着いたのは、モンターグの家の前だった。

第3部

家の前に立つと 妻は 飛び出してきてタクシーに乗りそのまま去って行ってしまう。

モンターグは自分で本や家具を焼き尽くす、するとベイティーがモンターグを逮捕すると告げる ベイティに顔を殴られると 耳に入れていたレシーバーが外れベイティーに取り上げられ通信していた事がばれる。

モンターグはベイティーに火炎放射器を向け「僕らは 一度だって正しい理由で物を燃やした事はなかった…」と言い ベイティーを焼き殺す。他の二人のファイアマンも殴りつけて倒す。機械猟犬が襲ってくるが火炎放射器で倒すも 足を刺され片足が麻痺してしまう。

足を引きずりながら本を抱えその場を去る。行く当てもないので老人の家に向かう 途中ファイアマンの家に本を一冊置きそれを通報する。

老人の家に行きこれで逃げてくれと金を渡す。川を目指し線路をつたっていくと渡り労働者のキャンプにハーバードの学位を取った人達や優秀な人たちが都市部ではお尋ね者になっており、隠れて集団で生活しているからそこを目指せと教えてもらう

機械猟犬が多数放たれ 住民全員に外を監視するように警察から指令が出るが 間一髪逃げ延びる

火を見つけ近づくと五人の老人がいた テレビで状況を知っており 歓迎される

警察はモンターグを見つけられず代わりの標的を殺し事件は解決したと住民に告げる。

モンターグは本を持っているか聞かれると 頭の中に覚えているというと 喜ばれる。一度読んだものをいつでも思い出せる技術が完成しているので 知識をキープできるという。なので覚えた本は自分たちで焼き捨てている。

戦争が終わったら知識が必要とするものに本の情報を伝えていくしかし知識をひけらかしてはならない自分達は重要人物ではなく 本のホコリよけのカバーに過ぎない、いつの日かまた本が書かれる日が来たら 自分達の知っている内容をタイプして 本にする。とキャンプのリーダーはいう。

色んな話をしていると 戦争はものの三秒で終わった、都市は息絶えた。

これから何人もの孤独な人に会った時 何をしているか尋ねられたら 自分達は記憶をしているのだとこたえればいいと教えられる。それが勝利に結びつくと。

モンターグは自分の話す時が来たら何を話そうかいろいろ詩を思い出し考える 一編の詩を思い出し街に着いた時の為に大事にとっておこうと考える。     

終わり

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