アンドロイドは電気羊の夢を見るか? 感想2 フィリップ k ディック

⭕️あとがきから⚫︎ディックの一貫したテーマとして現実の探 究、物質的世界の背後に隠れた真実の発見がある。⚫︎ディックはブレードランナーの完成を待たずして急死。◉後藤 将之 評論から一節" 短編「人間らしさ」に付されたコメントでディックはこう語ってい…

【百年の孤独】感想2 ガルシア マルケス

面白いと思う所がたくさんありすぎて 全部は書けないから いくつか書き留めておく ⭕️まず序文"長い歳月が流れて銃殺隊の前に立つはめになっ時、恐らくアウレリャノ・ブエンディア大佐は、父親のお供をして初めて氷というものを見た、あの遠い日の午後を思い…

【LA LA LAND】 感想

かなり面白かった 前作セッションがテンポが良すぎて全体的に軽い印象で好きになれなかったが。今回はとても良かった。 まずオープニングから LA LA LANDのタイトルが出るまでの高速道路でのミュージカルシーンが最高。映画史に残ってもおかしくないくらい。…

【騎士団長殺し】村上春樹 感想

面白かった。ねじまき鳥クロニクルがよりシンプルにスリムになった印象。 何かを失ってしまった画家の男(幼い頃妹を病気で無くしていて最近妻に離婚を突きつけられた)が「騎士団長殺し」という不思議な絵を見つけたことから始まる。夜中に鈴の音が聞こえる…

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ K ディック 感想

1 リックデッカードと妻イーランは朝目覚めてから情調オルガンという感情を思いのままに操る機械のダイヤルの設定について口論している。リックは朝食をとり屋上のドーム牧場へ行き飼っている電気羊の様子を見に行く。 ここに飼われている動物はどれが本物で…

【南部高速道路】 フリオ コルタサル 感想

⭕️登場人物プジョー404の技師 ドーフィヌの若い娘 タウナスの2人の男と金髪の男の子 シムカの2人の若者 シトロエンIDの老夫婦 DKWのセールスマン カラヴェルの青白い顔の男 プジョー203の夫婦と娘 ワーゲンの兵隊とその妻(新婚) 2HPの2人の尼僧 アリアーヌ…

【ペドロ パラモ】 ファン ルルフォ 感想その2

⭕️あとがきからファン ルルフォは【燃える平原】と【ペドロ パラモ】しか書いていない。批評家が1980年に100人あまりのスペイン語圏の作家や批評家達におこなったアンケートでラテンアメリカ最良の作品としてトップの座を分かちあったのは ガルシア マルケス…

【ペドロ パラモ】ファン ルルフォ 感想その1

コマラにやってきたのは、ペドロパラモとかいうおれの親父がここに住んでいると聞いたからだ。おふくろがそれを教えてくれた。おふくろが死んだらきっと会いにいくと約束して、 そのしるしに両手を握りしめた。おふくろは息をひきとろうとしていた。 だから…

【子犬たち】マリオ バルガス リョサ 感想

1 その年はまだ、みんな半ズボンをはいていて、ぼくたちはタバコも吸わず、サッカーが何より好きで、波乗りの練習も始めたばかり、やっと〈テラサス・ クラブ〉 の飛込み台の二番目の板から飛び込めるようになり、腕白で、つるつるした肌をし、好奇心が強く…

【別荘】第二部 ホセ ドノソ 感想

【別荘】 第二部 ホセ ドノソ 感想第二部 帰還 第八章 騎馬行進 1 大人達のハイキングは期待を遥かに上回る夢のような体験だった、しかし日が暮れると皆子供達が心配で不安になったテレシオは召使いが歌を口ずさんでいるのがこの不安の原因と決めつけ庭師の…

【別荘】 第一部 ホセ ドノソ 感想

【別荘】第一部 ホセ ドノソ 感想 80/100第1部 出発 1 私がこの小説の中心に据えようとしているハイキングは夜明けと同時に出発するのが絶対条件。(この物語を書いている作者が語っているという。表現が使われている。) 親達は33人の子供達を残してハイキ…

【夜のみだらな鳥】ホセ ドノソ 感想 2

【夜のみだらな鳥】ホセ ドノソ 感想2 100/100 あらすじ 植民地時代からの名門の当主である ドン ヘロニモ アスコティアは、同じ上流に属する従妹のイネスと結婚し、上院議員として政界に重きをなす。やがて待望の子供が誕生するが、これがこの世のものとは…

【夜のみだらな鳥】ホセ ドノソ 感想 1

【夜のみだらな鳥】ホセドノソ 感想 1 ●エピグラフ“分別のつく十代に達した者ならば誰でも疑い始めるものだ。人生は道化芝居ではないし、お上品な喜劇でもない。それどころか人生は、それを生きる者が根を下ろしている本質的な空虚という、いと深い悲劇の地…

【華氏451度】 レイ ブラッドベリ 新訳 感想 2

【華氏451度】 レイ ブラッドベリ 感想 2 挿絵が良い。◉面白かったところ★エピグラフもし連中がルールド・ペーパーをよこしたら、逆向きに書きなさいファン・ラモス・ヒメネス〔ルールドペーパーはふつう罫紙のことだが、ルール(規則)つきの紙とも解せる。…

【華氏451度】 レイ ブラッドベリ 新訳 感想1

【華氏451度】 レイ ブラッドベリ 感想1 100点/100点 274ページ ◉あらすじ 舞台は、情報が全てテレビやラジオによる画像や音声などの感覚的なものばかりの社会。そこでは本の所持が禁止されており、発見された場合はただちに「ファイアマン」(fireman ― 本…

【蜘蛛女のキス】 マヌエル プイグ 感想

【蜘蛛女のキス】 マヌエルプイグ 感想 100/90 1976年 アルゼンチン マヌエル プイグの作品 ◉舞台は、ブエノスアイレスの刑務所の獄房の一室。 未成年に対する性犯罪で投獄されているゲイのモリーナと、社会改革を目指す若き活動家のヴァレンティンが徐々に…

【都会と犬ども】マリオ・バルガス・リョサ 感想その1

【都会と犬ども】 マリオ・バルガス・リョサ 感想その1 ◉あらすじ 厳格な規律の裏では腕力と狡猾がものを言う、弱肉強食の寄宿生活。首都リマの士官学校を舞台に、ペルー各地から入学してきた白人、黒人、混血児、都会っ子、山育ち、人種も階層もさまざまな…

【都会と犬ども】 マリオ・バルガス・リョサ 感想その2

【都会と犬ども】 マリオ・バルガス・リョサ 感想 その2 第一部は、士官学校での生活がどんな感じかと、そこでの人間関係が主に描かれる。 少年達の過剰なふざけ具合に少し疲れるが、第一部の最後に、奴隷の死という大きな出来事が起こる。これにより第2部か…

【緑の家】感想2 マリオ・バルガス・リョサ

◉面白かった所 P178 ★ラリータがフシーアが出て行ったきり戻って来ないので 心配で孤独を感じている所に インディオのフムが戻って来る場面。 最後はフムが自分に好意を持っているのを知っていて関係を結んだかのような描写で終わる。 話している人物が説明…

【緑の家】感想1 マリオ・バルガス・リョサ

◉あらすじ 《緑の家》を建てる盲目のハープ弾き、スラム街の不良たち、インディオを手下に従えて他部族の略奪を繰り返す日本人 ペルー沿岸部の砂の町とアマゾン奥地の密林を舞台に、様々な人間たちの姿と現実を浮かび上がらせる バルガス-リョサの代表作。 …

【コレラの時代の愛】 ガルシア マルケス 感想

【コレラの時代の愛】 ガルシア マルケス 感想100/87【百年の孤独】とはまた違った壮大な時の流れを描く愛の物語。◉ストーリー序章老齢の医師フベナル ウルビーノ とその妻フェルミーノ ダーサ の話から始まる。ある日家から逃げ出したオウムを捕まえようと…

エレンディラ 映画 感想

エレンディラ 映画感想 100点/90点105分 1983年 フランス メキシコ 西ドイツ合作ルイ グエッラ監督ガルシア マルケス原作のエレンディラに相当な感銘を受け、どうしても見たいのでVHS借りてきての鑑賞。あらすじガルシア マルケスの中編小説を映画化。因業な…

【百年の孤独】感想1 ガルシア マルケス

文句なしの名作 自分のオールタイムベストの中には必ず入る 一作 ◉ストーリー ホセ アルカディオ ブエンディア とウルスラ の夫妻が作り上げた町 マコンド その町とブエンディア一族の隆盛と 滅亡 の100年を 描いたストーリー。 ◉序章 フランシスドレイクが…

【無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語】ガルシア マルケス 感想

【無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語 】 ガルシア マルケス 感想 ◉コロンビアのノーベル文学賞作家 ガルシア マルケスの中編小説 ☆ ストーリー 厳しい祖母と屋敷に住む純粋無垢なエレンディラ。祖母の厳しいしつけと家事で、エレンディ…

【エレンディラ】 ガルシア マルケス 感想 その2

【エレンディラ】 ガルシアマルケス その2引き続き 面白かった後半2編の感想◉奇跡の行商人、善人のブラカマン☆ストーリー奇跡を起こせると嘘をつき 物を売り歩くインチキ行商人のブラカマンブラカマンに興味を持った貧しい子供が親元からブラカマンに買われ…

【エレンディラ】 ガルシアマルケス 感想 その1

【エレンディラ】 ガルシアマルケス 100点/100点 コロンビアのノーベル文学賞作家ガルシアマルケスが大人の残酷な童話として書いたと言われる 6つの短編と中編が1つ百年の孤独と族長の秋の間に書かれている短編集。【気に入った 前半の2作品感想】 ◉大きな…

【バナナフィッシュ日和】 J.D サリンジャー

【バナナフィッシュ日和】 J.D サリンジャー100点/100点サリンジャー短編集 ナインストーリーズ内の最初の話バナナフィッシュにうってつけの日バナナフィッシュ日和 そのほかいろいろ訳者によって いろんな題名がある。ストーリーはハネムーンに来ているシー…

マンハッタン ウディアレン 映画感想

マンハッタン ウディアレン 100点/100点 ◉ウディアレンは やっぱり 良い ストーリーは、40過ぎの放送作家の中年男が、17才女の子と付き合っているが、現実的ではないから俺には本気になっちゃだめだよとか言いつつ(やることはヤッてる)元カノにたまたま会…

ガルシアマルケス 【予告された殺人の記録】 感想

100点/100点【予告された殺人の記録】 ガルシア マルケスコロンビアのノーベル文学賞作家 有名な百年の孤独よりあとに書かれた作品◉書き出しが最高“自分が殺される日、サンティアゴ ナサールは、司教が船で着くのを待つために、朝、五時半に起きた”から始ま…

職業としての小説家 村上春樹 感想

100点/80点職業としての小説家村上春樹の小説 エッセイなどある程度読んできたが、今までの本とは異なる内容 が書かれているのではないかと期待し購入。この本にも書いてあるし、前から本人も言っているように 昔から言ってることが変わらないから 同じよう…